9月2014

街かどで音楽を JSF

まちかど

このところ定番となっているJSF(定禅寺ストリートジャズフェスティバル in 仙台)
に今年も行ってきました。今回は、第24回 テーマは ~音・楽・希望への架け橋~でした。

いつものことですが、演奏会場(ステージ数)が46も有るのでほんの一部しか回ることができません。毎年同じような場所をうろうろしているような気もします。(笑)
また、今年は昨年に比べ参加者が多いようで、どのステージにも人が多く写真は人の頭ばかりを撮っている感じでした。フォトギャラリーも有ります ⇒ こちらから

jsf001メインとなる定禅寺通りですが、すでに多くの人が来ています。

jsf002一番町通りです。吉田拓郎の「今日までそして明日から」には、期せずして拍手..拍手でした。

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勾当台公園です。食べ物屋さんが多く出ていて人出が多いです。おなかも鳴ります。ここでは、高校生チャレンジステージでパワフルな女子高生ステージを鑑賞しました。

jsf005テンポの良いリズムに踊り出す人もいます。JSFらしくていい感じです。

jsf006メインステージは、ビックバンドですが座る場所もありません。ここはいつも、満員です。あちこちふらふらしている者には、すわる席などありません。

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おなかがすいたので昼食です。市民広場周辺には、いろいろなグルメが出ています。今回は、牛タン焼きと石巻焼きそばにしました。

 

jsf008何処もたくさんの人々で音楽は聴けても演奏を見て楽しむことは出来ません。昨年よりかなり多い感じです。

jsf009聞く人も一体となって盛り上がっています。このような雰囲気が大好きです。皆いい顔をしています。西公園です。

jsf010定番のジャズコンボですが、雨上がりの中しっとりと聞くことができました。毎年ここのステージが一番の好みです。

jsf011最後に、PPM(Peter,Paul and Mary)を懐かしく聞いて帰りました。

JSFも今年が24回で、来年は節目の25回です。今年は、76万人の方々の参加があったと報道で知りました。このような大きな催しを実行し参加している仙台市民に敬意を表したいと思います。四半世紀も続けばもはや文化といえると思います。良い文化を持っていますね仙台は…すばらしい街です。

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今年も、入手しました。ミニ・トートとガチャガチャ(ミニガンザと言うらしい)です。
お土産は、こちらも定番「笹かまぼこ」と「ずんだまんじゅう」です。

大高森~野蒜

まちかど

大高森は、松島湾の東側に位置し、昔から奥松島と呼ばれていた場所にあります。大高森は、その名のように標高約100mの高台にあり、最も松島らしい景観が楽しめる場所として知られています。特にここから見る夕日は絶景とも言われています。

DSC091301大高森から西方、松島湾を見ると昔見たのと変わらない同じ風景がありました。遠くの山々が船形連峰、”観光の松島”は右端近くの対岸になります。

DSC091302東の方を足下から見ていくと野蒜(のびる)の海岸が白い弧を描いています。そして、海岸から少し奥まったところには….何もありません。

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DSC091304大高森から野蒜駅まで歩くことにしました。がれきは、かたづけられ見た目何事もなかったかのようですが所々で津波のつめあとを見ることができます。

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階下が流されたのでしょう。その先には、工事中の堤防が見えます。大高森がある場所も一つの島になっています。ここが、そこを結ぶ橋ですが、流され仮設の橋となっているのがわかります。

DSC091309津波の到達ポイントでしょうか、7.2mとなっています。堤防を3m近く越えているのがわかります。海全体がこの高さになる・・・・・・。想像もできません。

DSC091310堤防の内側は、盛り土となっています。こう見るとずいぶんな高さであることがわかります。

DSC091311野蒜の海岸です。ここは海水浴場として賑わったところです。砂浜は残っていますが、今は誰もいません。

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若い人々の解放された喜びの歌は、今は何も聞こえてきません。想像することも出来ません。悲しいくらい静かな海がありました。

DSC091312山を削って延々とベルトコンベアーで運ばれてきた土で土地のかさ上げが行われています。巨大な重機が淡々と作業を続けていました。

DSC091313海岸から800mくらい奥に入った野蒜駅前の東名運河です。今はきれいになっていますが、ここを東の太平洋から西の松島湾に津波が駆け抜けています。

DSC091314欄干が、破壊されているのがわかります。遠くに土を運ぶベルトコンベアーが見えます。

DSC091315野蒜駅です。線路は駅の部分だけに残っています。この駅に電車が止まることは、もうありません。あの時からここは時間が止まっているのです。

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ここまで歩いてきた道筋に人が住み、営みがあったと知らしめるものはほとんどありませんでした。いつかあの賑わいは帰ってくるのでしょうか。道端の草花の鮮やかな色がとてもいとおしく思えました。

[大高森と野蒜は、宮城県東松島市にあります。松島湾側は、湾内の方が広い地形と湾の入り口付近の多くの島々により津波の威力が削がれたことによりほとんど被害はありませんでした。乗車したタクシーの運転手の話では湾内の海面上昇は1.5m程だったとのことです。一方、野蒜から石巻にかけての海岸線は遮るものもなく太平洋大津波を直接受けてしまいました。]