9月なのに・・・ 駒場
目黒区青葉台方面に行く用事があったので、いつものように少し時間を空けて「××界隈散策」をしようかなどと考えて早めに出かけました。
最寄りの駅は、京王井の頭線の駒場東大前です。今回のメインは、駒場公園(旧前田侯爵邸洋館-日本近代文学館)を考えていました。近くに駒場野公園があり、ややっこしいのですが駒場公園には、まだ入ったことがありません。
駅を降りて歩きだしたら”暑い、非常に暑い、倒れそう”です。11時少し過ぎでした。まだ2時間以上の余裕があります。そこで、駒場野公園で少し休むことにしました。この場所は、明治期に駒場農学校が開かれて以来農業教育が盛んであったそうです。直近では東京教育大農学部となっていた関係で著名な「ケルネル田圃」(旧駒場農学校の実習田)の維持・管理は筑波大付属駒場中学校・高等学校の生徒が行っているそうです。
「ケルネル田圃」です。稲穂の様子からは、たわわな実りの時が近づきつつあることが見て取れます。
公園の木陰にいても汗が止まらないので東大キャンパスに避難することに決めました。小学校のわきから構内に入り銀杏並木を東に向かい、定番の時計台を横に見て学生食堂に逃げ込みました。
いったん涼しい場所に入るともう”暑い”場所に出る気がしません。計画をあっさり変更して、生協食堂で昼食を、生協書籍部で本を仕入れ、イタリアン・トマトカフェでケーキセットを注文し時間までゆったりしてしまいました。
書籍部の近くになにやらオブジェがありました。脇に第一高等学校寄宿寮跡である碑文がありました。第一高等学校寄宿寮すなわち駒場寮ですよね。三高の吉田寮、二高の明善寮、札幌農学校の恵迪寮などの名を寮歌とともに思い出しました。帰ってから調べると吉田寮は当時のまま存在するらしいですね。素晴らしい!
十分涼んだ後に、梅林門からキャンパスを出て青葉台に向かいました。こう見るとこの近辺は随分高低差があるのがわかります。これからも来る機会はあるので、「××界隈散策」については、銀杏が色づく頃としましょうか。
2013年9月3日