オーディオ試聴会

オーディオ

先日は、コンサートに行きそびれてしまいました。その代わりでもないですが、オーディオ試聴会に行ってきました。場所は、何時もの西東京市の「コール田無」です。ここでの開催は、近場なので大変ありがたいです。

今回は、いわゆるビンテージ(Vintage)物でした。主役は、スピーカのシーメンス オイロダインです。これを、本物のWE300Bで鳴らすとどんな音が出るのか大変興味がありました。

中2つがオイロダイン、両端がJBLのすぴーかーです。

中2つがオイロダイン、両端がJBLのスピーカです。

音楽ソースは、ほとんどがLPで時にテープまれにCDといった感じでした。主催者とっておきの名演奏盤ばかりのようです。

システムは、
主 プリアンプ  金田式DCプリ
メインアンプ WE300Bシングル
スピーカ   シーメンス オイロダイン
従 プリアンプ  金田式DCプリ(主と同じ回路)
メインアンプ 金田式A級50W×3(マルチアンプ)
スピーカ   JBL 3WAY

オイロダインの情報をネットなどで集めると絶賛の嵐でした。皆さん、究極のスピーカであるとおっしゃられています。オイロダインは、劇場用の音響システムらしいですが能率が良いので8Wクラスの真空管アンプでも十分な音量になるようです。

オイロダインです。畳2枚(1坪)ほどの平面バッフルです。大きいです。

オイロダインです。畳2枚(1坪)ほどと思える平面バッフルです。大きいです。

裏側はこんな感じ。鉄枠にしっかり固定されています。さすが、プロ機は違うと思わせます。

裏側はこんな感じ。鉄枠にしっかり固定されています。さすが、プロ機は違うと思わせます。

アンプは、伊藤多喜男さん設計を忠実に再現したもの。途中から、1960年台のWE300B(これが最高らしいです)に差し替えられました。結果は。。駄耳には難しいですが、心なしか安心して聞けるようになったような気がしました。

WE310A+WE300B+WE274BのいわゆるWE91B回路でしょうか。

WE310A+WE300B+WE274BのいわゆるWE91Bと思われます。

全体的に、1960年台から1970年台前半の頃でしょうか。バリバリの現役で使っているので、それぞれを大切に扱っているのがよく判りました。

プリアンプです。ケースマイカにスチコンのパラ接続、MC用トランスなど金田式初期の設計。

プリアンプです。ケースマイカにスチコンのパラ接続、MC用トランスなど金田式初期の頃の設計です。懐かしいです。

テープは、2トラ38(2トラック38cmスピード)オープンデッキ。これも、プロ用機とのこと。

テープは、2トラ38(2トラック38cmスピード)オープンデッキ。これも、プロ用機とのこと。

オイロダイン・システムを初めて聞いたのと現代風のシステムとは大きく違う音なので戸惑いもありましたが、しばらく経つと流石にハットとする場面が多くなりました。音楽ソースもLPなので、このシステムに適しているのでしょう、生き生きと再現していました。

DCアンプ+JBLは、演奏前や曲間の静かさが印象的でした。

どう見ても、手の届かない機器ばかりでしたが、3時間超良い経験をさせていただきました。

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