1月2014

一枚の写真

おりおり

何の変哲もない写真ですが、深い思いのこもった写真の一枚です。

探し物をしていたら、偶然この写真が出てきました。今年もまた受験の季節に入ろうとしているときに目にするのも何かの縁を感じます。

IMG_0001_112この写真の時は、もう少し下って4月の下旬のころ大学の新歓(新入生歓迎)行事の中で友人が撮ってくれたものです。
まだまだクラブ・サークルの勧誘が盛んにおこなわれていた土曜日、フォークダンス同好会の歓迎パーティに出席し汗をかいた後に芝生で休んでいるところです。

北国の春は遅く、この頃さくらが満開でした。心地よく火照った体を投げ出し思い切り伸びをしたその先は、どこまでも青く澄んでいました。柔らかな光は暖かく、そよ吹く風は優しく、鳥の声も何もかもが、ただただ自然でした。

この地での生活、何もかもが新鮮で、毎日毎日が楽しい発見でワクワクしていました。
時間はたっぷりあり、何の束縛もなくすべてに解放され自由でした。未来はこの手の中にあり、何の憂いも無い18歳の時でした。

モノクロのセピア色になりかけた一枚の写真ですが、あの時の光も、色も、匂いまでも少しも変わらずに再現します。

初詣

つれづれ

初詣は、国立市にある谷保天満宮というのが恒例となっています。今年は、天気も良く日中は暖かだったのでゆったりとできました。流石に、参道の入り口までも初詣の方々でいっぱいでした。

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拝殿の脇には絵馬がたくさんあります。見てみると高校・大学への合格祈願がほとんどであり学問の神様、天神様といった感じです。

DSC003谷保天満宮の由来と歴史を見てみると、谷保天満宮は菅原道真公の第三子道武公がこの地に配流されたことを起こりとしている。東日本における天満宮としては最も古く、湯島天神、亀戸天神とならび関東三天神と称せられるとあります。

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境内には、梅林が有りますがこの時期ではまだ早くつぼみも見られません。その一角に山口瞳の文学碑があります。山口瞳さんといえば「江分利満氏の・・・」などの著作や「トリスを飲んでHawaiiへ行こう!」などを思い出しますが、サントリー退職後は国立に住んでいて、ここ谷保天満宮はお気に入りの場所の一つだったようです。と言ってもトリスなど知らないですよね。

DSC006毎年ここで温かい甘酒を飲みながら一休みし、合格饅頭を手に入れて帰ります。

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帰り道、西の方に向けてカメラを構えている人がいました。この日この地点から、ちょうど富士山の後ろに隠れる太陽が見える日だったのですね(太陽が沈んでいるところの山が富士山です)。そうと知っていれば撮影ポイントも考えたのですが・・・。
初詣で入手したお札などです。最近の正月は、街を歩いていても華やかな色がないですね。