サーバ更新顛末

パソコン

サーバを更新しました。SOHO(Small Office/Home Office)用途のサーバです。きっかけは、店先で安い中古パソコンを見つけたからでした。大手メーカ製のPCで、値段はなんと3,980円、そのスペックは、MPU=Intel Pentium E2180(2GHZ)、
メモリ=1GB、HDD=80GB、OS=Windows7Homeと言ったところでサーバとしては十分なものです。でも、その値段が怪しいですよね。OSだけでも1万円はするのに、何故?
店員に聞いてみました。「DVDドライブが動かない」「OSは起動する」との答えでした。その答えを聞いて、内心しめたと思いました。サーバにDVDは不要なのです。しばらくして、気がつけばそのPCを手に持っていました。

持ち帰り、早速、動作確認です。Windows7は問題無く立ち上がりました。USBも使えるようです。ただし、メモリが1GBしかないので遅いです。DVDはやはり動作しませんでした。そこで、分解して確認です。
内部は、きれいに清掃されています。流石にメーカ製だけ有って内部配線は整然としています。DSC01156_01

内部DVD回りをチェックしました。少しケーブル挿入が甘いようでした。その他のケーブル類も確認の挿抜を行いました。結果、DVDは正常に動作するようになりました(儲けものです)。

気をよくして、メモリの増設です。メモリは、PC2-6400 DDR2 SDRAM DIMMで手持ちが2枚有ります。DSC01158_01ところが、この増設に四苦八苦することになりました。簡単には動いてくれないのです。元々刺さっていた1枚と合わせ3枚のメモリを2つのメモリスロットに入れ替え取っ替えしてようやく安定に動く組み合わせを見つけました。結果として、3枚使用の3GB化はあきらめ2枚使用の2GBとなりました。苦労したメモリ増設ですが、その後の動作は極めて安定していて1週間の連続動作もトラブル無くクリアしました。

OSは、UNIX系に決めていて今回は最新のCentOS7x64(Linux)にしました。CentOS7になって大分変わったので最初は戸惑いましたが何とかセットアップできました。
メモリが2GBでも軽快に動いてくれます。さらに、動作音が低いのも好印象です。常時稼働でも気になりません。
このマシンは、Windowsファイルサーバとして複数有るPCの共有データ保管やPC内の重要データのバックアップ先として使っています。
また、ホームページの開発やトラブルの原因追及(Wordpress,NetCommons)にも大活躍しています。SG38PI-2

追加購入したHDDを含めても1万円以下の投資にもかかわらず、高性能なSOHOサーバが組上がり満足しています。

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