真空管オーディオフェアー
「真空管オーディオフェアー」に行ってきました。場所は、神田淡路町の損保会館です。
「オーディオ」自体が下火になって久しいのに加え「真空管」なので完全にマニアの世界です。大手メーカの参加は皆無ですが小さいながら特色を持った会社がそろっています。
さすがに、参加者は高齢な方が多いようです。右は、メインアンプの配線のようすです。すべて手配線ですが、キッチリ作られていて大いに参考になります。
真空管の世界では、ビンテージと呼ばれる古めのスピーカなどが喜ばれるようです。じっさい試聴しても1960~70年前後の製品からとても気持ち良い音楽が聞こえてきました。もちろん、真空管と云えども大出力は出せるのですが現代風のスピーカを大出力で鳴らすと、確かに迫力あるように感じるのですが、トランペットがキンキンと耳ざわりで1分と聞いていることができませんでした。
上の写真はどちらもシステム自体はかなりの年代ものですが、バイオリンがしみいるように奏でられJazzボーカルが眼前に拡がります。音量はあるのに煩さが無いのが不思議です。オープンテープが動いているのを見るのは久しぶりで感激してしまいます。テープンテープの音楽ソースも、まだ手に入るのですね。
独自の技術をアピールする会社や、自作派が喜びそうなキット、部材関係の会社からもたくさん出展されていました。左の小型のスピーカはバックロードホーン構造なので開放された音がでていました。値段の割にとても良いのですが大型システムを聴いた後では何とも言えません。でも、いくら気に入っても1本50万円とか百万円といった大型システムはとても手が出ません。
やはりAltecが良い、ホーンにしなければ・・。欲しい~~と今回も思いながら、夕闇迫る淡路坂をとぼとぼと御茶ノ水駅に向かうのでした。電車の窓明かりがわびしさを演出してくれますね(笑)。
2013年10月15日